Paraboot "ORSAY LAPIN(FEMME)"
メンズコレクションの同型REIMSのレディースモデル「ORSAY (オルセー)」。
MICHAELのような太いモカシンで縫われていることから、甲の付け根になる部分を強靭に縫い上げるため、すべてが手作業によって仕上げられています。
アッパーにあしらわれたラビットファーが、女性らしくエレガントな雰囲気。
幅広いコーディネートに対応するベーシックなデザインに、季節感をアップさせた一足です。
-Paraboot / パラブーツ-
ORSAY LAPIN
COL:NATURAL
MATERIAL:アッパー 牛革 / 底材 ゴム / ラビットファー
SOLE: GRIFFIIUSOLE
SIZE:UK3.5(23.0), UK4.0(23.5), UK4.5(24.0), UK5.0(24.5)
MADE IN FRANCE
-Paraboot -
1927年、フランス・ヴォアロン地方の靴職人レミー・リシャールポンヴェールが滞在先のアメリカで入手した1足のラバーで覆われたブーツがきっかけとなり設立された。
ラバーブーツをヒントに、ブラジルのパラ(PARA)港から直輸入されていた天然ラテックスを底材に使用した靴を着想。
そして自ら立ち上げたブランドに、その輸出港の名からとった「PARABOOT(パラブーツ)」と名付けた。
パラゴムを原料に独自のゴム合成法を開発し、特許を取得。
こうして自社でラバーソールを製造する、世界で唯一のシューズメーカーが誕生。
堅牢で摩耗に強く、コンフォタブルな履き心地をもたらすオリジナルのラバーソールを備えたパラブーツの靴は、一般労働者や消防士、郵便配達人、軍人らの間で支持され、ワークシューズとして世に受け入れられていきた。
また、北極探検家ポール・エミール・ヴィクトール氏ら冒険家たちが愛用したことで、アウトドアシューズとしての地位も獲得。
オールウェザーで履くことができるノルヴェイジャン・ウェルト製法はパラブーツが得意とする製法となり、ラバーソールと並び、ブランドの象徴する技術となった。
ノルヴェイジャン・ウェルト製法は元来は登山靴用に開発されたとされる。
この製法は約150もの工程を要し、グッドイヤー・ウェルト製法以上に靴を堅牢に仕上げることができます。
現在は、フランスのイゾーとヒューレにファクトリーを所有し、この2つの工場で約70名がラバーソールやノルヴェイジャン製法の靴、あるいはグッドイヤー製法の靴を生産しています。
2005年春夏からスタートした仏デュプイのボックスカーフなどを使用した「ドレスライン」やコーズ・ブラク製法のデッキシューズ、ドライビングシューズ、ヴァルカナイズ製法によるサンダルやスリッポンなどの生産、これらすべてのカテゴリーを合わせると、1年間に製作される靴はなんと35万足にも及びます。
質、量においても、パラブーツはフレンチシューズを象徴するブランドといって過言ではありません。