seya. "JAPANESE PORCELAINE TEA TRAY / CELADON"
青磁染付七宝文敷瓦という、茶道で風炉を載せる敷瓦。
江戸時代にできた王地山焼の磁器です。
淡緑色が美しい青磁に、呉須で手描きした七宝柄。
当時、大名たちの間では、茶器を焼く藩窯を持つことが流行していました。
彫りの土型で素地を型押し成形するなど、繊細かつ高度な技術をもって作られていました。
明治になって廃窯になりましたが1988年に復興され、緑色の青磁、染付、赤絵などの作品を当時の技法を使っています。
【王地山焼】
江戸時代末期の1820年頃、藩窯として築かれました。
京都の名工、鉄古堂亀祐を指南役として迎えたことが始まりと言われています。
青磁、染付、赤絵などの中国技法を模し、繊細かつ高度な技により作られた器は、主に幕府、諸侯への献上品とされていました。
しかし明治維新の廃藩とともに廃窯。
わずか50年でその幕を閉じ、一時は幻の磁器となってしまいました。
それから120年後の1988年、地元有志の尽力により、同じ王地山の麓にこの王地山陶器所は復興されました。
-seya. / OJIYAMA CERAMIC FACTORY-
JAPANESE PORCELAINE TEA TRAY
COL : CELADON
SIZE : 31cm×30.5cmx2.5cm
MATERIAL : PORCELAINE
CRAFTED IN HYOGO JAPAN
【seya.】
パリ在住のクリエイティブディレクター、瀬谷慶子氏が手がけるブランド。
コレクションは、”旅”をコンセプトに、特別な素材を取り入れ、ミネラルな色をベースに作られています。
ファッションから厳選して選び抜かれたハンドグラフで製作される生活雑貨や香りに至るまで様々なアイテムを提案。
洋服は旅に行く際に快適に過ごせるよう実用性も兼ねています。
ノージェンダーでピュア、オーガニック。
シーズンを越えたリラックスしたエレガンスを提案します。
【STORY】
For Citizens of the world
違う文化の違う生活の中で生きてきた人たちを理解して共感、国ではなく世界の住人として地球の財産である文化と自然を考える。
毎シーズン違う土地に旅をしてFashion, Objet, Scent などをseya.の感性を通して洗練されたものをクリエートしています。
世界の様々な場所の、その土地の自然環境から昔から理由があって存在している素材や形、色、香り、音……ものの存在の理由がわかる原点に戻りたい。
資本主義で忘れ去られつつある土地それぞれの大切な文化、技術が存続してほしいと思っています。
毎シーズン変わっていく消費対象でしかなくなったFast Fashionでなくインダストリアルな産業としてのファッションでなくコマーシャリズムに焦点を合わせた雑貨ではなく大切な自然環境と文化を考慮した取り組みをしたい。
というところから始まりました。