PHOTOCOPIEU "4 POCKETS DRESS / YAO"

Regular price ₩870,000

シルクのイメージを覆す、PHOTOCOPIEUのシグニチャードレス。 
シルクの上品で奥行きある輝き、流麗な肌触りを、気負ったものではなく毎日着用できるものにしたいという思いから生まれました。
シルクのドレスとしては異例の玉縁ポケットが4つ付き、ダブルステッチが多用された一枚仕立てのドレスのディテールはシャツドレスの名残を残しながら、センターバックのコンシールファスナー開き。
立体的な洋服にした際に生地に膨らみがあり、3Dが際立つシルク楊柳の生地は、ギリギリまで高密度で織り、 糸の撚り回数を研究し尽くした石川県の生地を使用しています。

自然な縦のしぼ感がある生地は、旅行や出張の際に丸めてバッグに入れてもシワを気にせずご着用いただけます。
オケージョン用のドレスとして、日常着としても活躍する優秀な1着。

PHOTOCOPIEU-フォトコピュー
4 POCKETS LONG DRESS- YAO
COL : BLACK
SIZE : 38
MATERIAL : SILK 100% 
MADE IN JAPAN

《肩幅・そで丈・着丈・身幅》
SIZE : 38ー49cm・59cm・122cm・50cm

Automne-Hiver 2024-25
見過ごされがちなものへの愛” 
北欧デザインにおける巨匠 ALVA AALTO。
当人をより知るために見た同名の映画では、本人より妻のAINOの存在にとても心を動かされた。
当時は今よりもっと女性が働くのも、ましてや建築に関わるなど多くの試練があったことだろう。
自分を犠牲にしながらALVAを支えた AINOというデザイナーに関しての記述はALVA より大変少ない。
服でいえば、ワークウェアは名もなき大衆のための服だ。
それぞれの労働を共にし各々の修理を施されたウェアは、時を経るごとに仕上がっていく個人に寄り添うオートクチュールと言っても良い。
散らかったアトリエに美しい光が差し、思わず撮った写真。
誰も見ることのなかった名も無き光景を、ゴブラン織でファブリックにした。
散乱したリボンやパソコンのバッテリー。
何でもない日々の光景が、その瞬間にしかない構成という作品を作る。
日々のくらしや人の営みの中で、見過ごされてきたものを拾い上げて可視化していきたい。
そのような思いから、大衆的な服から のインスピレーションをハイエンドな生地や手法で表現したり、ありそうだけど見たことのないバランスを作り上げていくことに 興味を感じている。

ABOUT
東京とパリで女性の生き方を考えながら服を作り続けた10年間と、その答えとしての PHOTOCOPIEU。
アイデンティティは静かな革命。 
フェミニストの意識はないけれど、身近な女性が生きていく上で支障となっている仕事と家庭の両立や、社会の成り立ちについて ストレスを感じ、もっと心地よく生きていける方法はないかなと考えてきました。
10年間の仕事とプライベートのすべての経験を詰め込んだものが、PHOTOCOPIEUのウェアです。
ショーや写真など一瞬のためよりも日々の暮らしをより心地よく生きていくことのために、今まで培ってきたクリエイションの力を使いました。
日々に溶け込みながら、今までとは違う自分を見つける。

パリで出会ったしなやかで強い女性たちの姿勢への共感から、女性的なシルエットと強い佇まいを共存させたフォトコピューのウェアは生まれた。
表面的な飾りを潔く削る反面、手の温かみによって作られた切り替えのライン、
有機的で女性の体が見え隠れするフォルムは、着るものにも見るものにも感情に熱を帯びさせる。
日々の暮らしに溶け込みながらも印象的なシルエット、着心地を追求した日常着は、
徐々にその人らしさを体現する生活に必要な道具となるだろう。

DESIGNER
竹内 美彩
東京での4年間の企業デザイナーを経験し、神戸ファッションコンテストでの受賞をきっかけに渡仏し、パリのサンディカへ留学。
卒業後、ISABEL MARANTやVERONIQUE LEROYで経験を積み、2018年に帰国。
2019年秋冬に自身のブランドであるPHOTOCOPIEUを設立する。