PHOTOCOPIEU "ONE-SHOULDER DRAWSTRING DRESS / GALLA D
中肉のストレッチデニムを使用したワンショルダードレス。
ウエストには、アイノ&アルヴァ・アアルトの曲げ木の造作からインスピレーションを受けたディテール。
完全に仕立て上げるのではなくアジャスターをつけドローストリングにすることで、調節ができ、ゆらゆらしたプリーツディテールにするのが臨場感のあるPHOTOCOPIEU流。
肩紐含め、中に着る服やボディバラン スにより其々のスタイルに合った位置でご調節下さい。
ワンウォッシュした表情、デニムに由来する配色カラーのキャメルのステッチが、よりデイリーな雰囲気をもたらします。
洗濯可能ですが、移染にお気をつけください。
BLACK には硫化染めという洗いにより色落ち していきやすい染色方法を用いた生地を使用していますので、色落ちの変化を求めない際にはクリーニング がおすすめです。
PHOTOCOPIEU-フォトコピュー
ONE-SHOULDER DRAWSTRING DRESS-GALLA D
COL : BLACK
SIZE : 36, 38
MATERIAL : COTTON 98%, POLYURETHANE 2%
MADE IN JAPAN
ATTENTION : 洗濯する際には移染にお気をつけください。
《ウエスト・ヒップ・着丈・身幅》
SIZE : 36ー66cm・88cm・130cm・33cm
SIZE : 38ー68cm・88cm・133cm・34cm
Automne-Hiver 2024-25
“見過ごされがちなものへの愛”
北欧デザインにおける巨匠 ALVA AALTO。
当人をより知るために見た同名の映画では、本人より妻のAINOの存在にとても心を動かされた。
当時は今よりもっと女性が働くのも、ましてや建築に関わるなど多くの試練があったことだろう。
自分を犠牲にしながらALVAを支えた AINOというデザイナーに関しての記述はALVA より大変少ない。
服でいえば、ワークウェアは名もなき大衆のための服だ。
それぞれの労働を共にし各々の修理を施されたウェアは、時を経るごとに仕上がっていく個人に寄り添うオートクチュールと言っても良い。
散らかったアトリエに美しい光が差し、思わず撮った写真。
誰も見ることのなかった名も無き光景を、ゴブラン織でファブリックにした。
散乱したリボンやパソコンのバッテリー。
何でもない日々の光景が、その瞬間にしかない構成という作品を作る。
日々のくらしや人の営みの中で、見過ごされてきたものを拾い上げて可視化していきたい。
そのような思いから、大衆的な服から のインスピレーションをハイエンドな生地や手法で表現したり、ありそうだけど見たことのないバランスを作り上げていくことに 興味を感じている。
ABOUT
東京とパリで女性の生き方を考えながら服を作り続けた10年間と、その答えとしての PHOTOCOPIEU。
アイデンティティは静かな革命。
フェミニストの意識はないけれど、身近な女性が生きていく上で支障となっている仕事と家庭の両立や、社会の成り立ちについて ストレスを感じ、もっと心地よく生きていける方法はないかなと考えてきました。
10年間の仕事とプライベートのすべての経験を詰め込んだものが、PHOTOCOPIEUのウェアです。
ショーや写真など一瞬のためよりも日々の暮らしをより心地よく生きていくことのために、今まで培ってきたクリエイションの力を使いました。
日々に溶け込みながら、今までとは違う自分を見つける。
パリで出会ったしなやかで強い女性たちの姿勢への共感から、女性的なシルエットと強い佇まいを共存させたフォトコピューのウェアは生まれた。
表面的な飾りを潔く削る反面、手の温かみによって作られた切り替えのライン、
有機的で女性の体が見え隠れするフォルムは、着るものにも見るものにも感情に熱を帯びさせる。
日々の暮らしに溶け込みながらも印象的なシルエット、着心地を追求した日常着は、
徐々にその人らしさを体現する生活に必要な道具となるだろう。
DESIGNER
竹内 美彩
東京での4年間の企業デザイナーを経験し、神戸ファッションコンテストでの受賞をきっかけに渡仏し、パリのサンディカへ留学。
卒業後、ISABEL MARANTやVERONIQUE LEROYで経験を積み、2018年に帰国。
2019年秋冬に自身のブランドであるPHOTOCOPIEUを設立する。