seya. "ACHCHA PHOTO BOOK / GREEN"

Regular price ₩76,000

seya.の写真を毎シーズン撮っているJeff Boudreauによるインドでの写真集。

2020年のコレクションはインドの旅から作りました。 
2019年春の旅でした。
コレクションにする前のインドをそのまま写真にしたか ったので、職人をたずねつつ、毎回ルックブックを撮影してもらっているJEFF BOUDREAUに風景を撮ってもらおうと、2週間一緒に北から南まで廻りました。
Delhi, Amritsar, Kolkata, Munnar, Allepey, Munroe Island…
インドの生地会社の方に連れられて、普通なら行けない場所に車で何時間も揺られながら行ったりもしました。
ココナッツロープを手で作っている村人のグループ、繭を煮る湯気を浴びて汗だらけになっているゴールデンシルクのアトリエの職人、カヌー漕ぎのおじさんに海のクルーの後に連れられて行ったカシューナッツ工場ではカシューナッツの中に半身埋めている若い男の子、ココナ ッツの肥料になる土を取るために海に潜る男たち、日暮れと共に突然音楽と共に始まった島の神聖な祭り、村々の子供たちと老人、鮮やかな色とカディコットンの白と音楽と香り。
全てが初めての想像できないことだらけの光景でした。
当初は服ができてから風景写真を合わせてルックブック にする予定の写真でした。
コンタクトシートの300枚以上の写真を見たとき、写真集にしようと双方から同時に言いだしていました。
Achchaとはインド語で”うん”という相槌です。 何日間にも渡るインド人との旅で、一つだけ覚えたインド語がAchchaでした。
アチャ、と短く発音します。

以下 -Jeff Boudreau-
このプロジェクトは、seya.との長期的なコラボレーションの中で生まれ、昨年はじめに私たちがインドを旅していた頃でした。
私たち北部のアムリトサルにある黄金寺院を訪れ、西ベンガル地方の未舗装の道を何時間も移動し、ムンナルの茶畑を朝の光の中ハイキングし、ムンロー島の水路をカヌーで歩いて、ケララの長いビーチを歩き、デリーの市場をかき分けながら見ました。
私たち、布を扱う職人たちや、紅茶の葉や古い野菜を染料として使う人、アッサムの黄金の糸を引き出すアトリエの職人たちと出会い、話し、写真を撮りました。 また、滞在した村の多くの地元の人々とも交流しました。
勇敢、インドの風景、食べ物、音楽、人々が織りなす世界にどっぷりと浸かる体験でした。
次の2シーズンのルックブックに使っているために撮影した写真を見返しているうちに、『もっとこの旅の記録を伝えるべきだ』と強く感じました。 Keikoと私は、この体験をより多くの人々と共有するために、一冊の本として考えました。
このタイトルは、旅のガイドをしてくれたHarjeet Soodへのちょっとしたオマージュです。
彼は電話口でいつも「アチャ」という言葉を繰り返していました。
この言葉には様々な意味がありますが、基本的には「同意」や「理解」を表現として使われます。
それは、インドという国、その土地の人々、そしておもてなしの心を象徴する言葉だと感じて、このタイトルに決めました。


-seya. / セヤ-
ACHCHA PHOTO BOOK
COL : GREEN
SIZE : 26cm X 22cm
MATERIAL : PAPER
MADE IN FRANCE

Published by seya.
Edited by Jeff Boudreau
Book Design by Eric Pillault

【seya.】
パリ在住のクリエイティブディレクター、瀬谷慶子氏が手がけるブランド。
コレクションは、”旅”をコンセプトに、特別な素材を取り入れ、ミネラルな色をベースに作られています。
ファッションから厳選して選び抜かれたハンドグラフで製作される生活雑貨や香りに至るまで様々なアイテムを提案。
洋服は旅に行く際に快適に過ごせるよう実用性も兼ねています。
ノージェンダーでピュア、オーガニック。
シーズンを越えたリラックスしたエレガンスを提案します。

【STORY
For Citizens of the world
違う文化の違う生活の中で生きてきた人たちを理解して共感、国ではなく世界の住人として地球の財産である文化と自然を考える。
毎シーズン違う土地に旅をしてFashion, Objet, Scent などをseya.の感性を通して洗練されたものをクリエートしています。
 世界の様々な場所の、その土地の自然環境から昔から理由があって存在している素材や形、色、香り、音……ものの存在の理由がわかる原点に戻りたい。
資本主義で忘れ去られつつある土地それぞれの大切な文化、技術が存続してほしいと思っています。
毎シーズン変わっていく消費対象でしかなくなったFast Fashionでなくインダストリアルな産業としてのファッションでなくコマーシャリズムに焦点を合わせた雑貨ではなく大切な自然環境と文化を考慮した取り組みをしたい。
というところから始まりました。